開催趣旨
アドバンスソフト株式会社は、我が国における計算科学技術の振興を目的として、幅広い分野の最先端研究を対象とする「アドバンス・シミュレーション・セミナー 2025」を開催いたします。
第 8 回開催では、早稲田大学 理工学術院 先進理工学研究科 共同原子力専攻 教授 山路 哲史 様 に「原子力から考える汎用解析コードの役割と可能性」のご講演をいただきます。
本セミナーで紹介される多種多様な最先端研究をきっかけに企業の研究開発を担う技術者の方が新たな視点を持つこと、最先端研究を産業に応用する起点となること、長期的には計算科学シミュレーション分野の裾野が広がること等を期待しております。
各回の内容構成は、60分程度の先生のご講演、質疑応答等で、合計90分を予定しています。
ご興味をお持ちの方のご参加を、心よりお待ち申し上げております。
開催案内
日程 | 2025年11月28日(金) 14:00~15:30 (13:45 よりログイン可能) |
開催方法 | オンラインセミナー(Zoomにて開催) |
参加費 | 無料 |
定員 | 100 名 |
↓ 画像をクリックするとダウンロードできます (PDF: 340 kB)
プログラム
時間 | 内容 |
14:00-14:05 | アドバンスソフト株式会社のご紹介 主催者あいさつ、 ご講演内容についてのご案内(先生のご経歴・研究内容の紹介) |
14:05-15:10 | 招待講演 「原子力から考える汎用解析コードの役割と可能性」 早稲田大学 理工学術院 先進理工学研究科 共同原子力専攻 教授 山路 哲史 様 |
15:10-15:25 | ご講演内容に関する質疑応答 |
15:25-15:30 | 今後の予定、閉会のあいさつ |
※プログラムは変更となる可能性がございます。
講演概要
「原子力から考える汎用解析コードの役割と可能性」
早稲田大学 理工学術院 先進理工学研究科 共同原子力専攻 教授 山路 哲史 様
ご経歴
2006年に 東京大学大学院修了、博⼠(⼯学)。2006年 から 2011年 まで 日本原子力研究開発機構・研究員。2011年 から 2014年 まで OECD Nuclear Energy Agency 職員(Nuclear Scientist)。2014年 から 早稲田大学 共同原子力専攻 講師、准教授を経て教授(現職)。
ご研究内容
専門分野は、原子炉設計工学、原子炉物理学、原子炉の安全、計算工学。
講演概要
総合理工学である原子力に用いられる汎用解析コードは様々な分野を横断する共通課題を専門家同士が互いに認識する共通言語の役割を果たしており、今後、その役割は益々大きくなると期待される。
本発表では、原子力に多用される数値流体力学や有限要素法を例に紹介する。また、原子力の歴史でも最大級の事故となった福島第一原子力発電所事故の理解や対策に必要な課題の中には私達の日常と共通するものがあることを紹介する(例:お風呂のお湯の温度成層化、飛沫感染症対策)。原子力の課題は、多分野への応用展開が期待される新しい先進的な解析手法(例:粒子法)の開発やその高度化をもたらしている。
オンラインセミナー開催につきまして
場所を選ばず、オフィスやテレワーク中のご自宅からでもご視聴いただけます。
参加費は無料ですので、是非、お気軽にご参加ください。
お問合せ先
アドバンスソフト株式会社 セミナー事務局
〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台四丁目3番地 新お茶の水ビルディング17階西
TEL: 03-6826-3971 FAX: 03-5283-6580
E-mail: office@advancesoft.jp
URL: https://www.advancesoft.jp/