アドバンスシミュレーション Vol.16, 松原 聖, 当社では、流体解析および構造解析との音響連成解析および大規模モデルを、周波数領域で並列計算機で高速にシミュレーションするための音響解析ソフトウェアAdvance/FrontNoiseを開発してきました。今回、透過音の解析機能を開発したので、その計算原理について報告します。透過音の解析機能は、ここでは、主として構造物の透過音を解析することを目的としています。壁の振動に関するデータを固有値および固有ベクトルという形で、音響解析に与え、そのデータを利用して透過音を解析する機能です。ここでは、構造物の振動を直接、音響解析の基礎方程式に持ち込み、それをまとめて解くという定式化を利用しています。これは、固有値解析の限界に依存するものであるが、線形弾性解析の範囲内では、近似解ではなく正しい解を得ることができます。この機能は、固有値・固有ベクトルを通して、壁の振動と音響解析を連成しているという意味で、音響-構造連成機能ということもできます。(PDF:224kB)

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