現在製造業で普及しているモデルベース開発(MBD)の延長上には、ここ10年以内に実現すると見込まれている「モデル流通」の時代があります。その時代においては、各企業の競争力を強化するために企業間・産業間をまたがったモデル流通が必要であり、モデル流通によるものづくりが世界標準となることは間違いありません。

経済産業省では、自動車産業の国際競争力をより高めるため、企業間のすり合わせ開発を高度化する手法「SURIAWASE 2.0」を掲げ、わが国のサプライチェーン全体に対して「モデル流通」の推進が行われてきました。

しかし、高価なソフトウェアおよび導入のためのコストが障害となり、「モデルベース開発」の導入が進んでいない企業が多くあります。一方で、シミュレーションの分野では、オープンソースソフトウェア(OSS)の利用が拡がりつつあります。例えば、流体解析では OpenFOAM、分子動力学では LAMMPS 等が代表的なソフトウェアです。

このような背景のもと、アドバンスソフト株式会社では、事業を通して「モデル流通」の実現に向けた貢献をしてくため、無料で使用できるオープンソースソフトウェアを活用することで、「モデルベース開発」の普及を促進したいと考えております。

本セミナーでは、オープンソースソフトウェアの MBD ツール「OpenModelica」を中心に、モデルベース開発の導入について解説し、実用的なオープンソースの展開や、今後の展望について具体的に説明いたしました。モデルベース開発におけるシミュレーション活用にご興味をお持ちの方のお問い合わせを、心よりお待ち申し上げております。 (PDF:6,036kB)

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