CAE シミュレーションの分野では、オープンソースソフトウェア(OSS)の利用が拡がりつつあります。 例えば、流体解析では OpenFOAM、分子動力学では LAMMPS 等が代表的なソフトウェアです。 自動車業界や製造業で普及しているモデルベース開発(MBD)では、OpenModelica がよく利用されています。

OpenModelica のようなオープンソース・ソフトウェア(OSS)は、ソースが公開されており、無償で商用利用が可能なため、コストダウンが期待できる一方で、サポートがないことで業務が進まなくなる懸念があり、導入が避けられるという傾向があります。

アドバンスソフトでは、このようなニーズにお応えするために、「OpenModelica サポートサービス」をご用意しており、秘密保持契約を結んだ上で、お客さまのサポート依頼に対して具体的な回答を行います。例えば、OpenModelica を利用したモデルの開発や改良、他ツールからのモデル移植、FMU(Functional Mockup Unit)化やモデル連成で発生する課題やトラブルの解決支援など多岐にわたる技術サポートを行います。

本セミナーでは、オープンソースのモデリング・シミュレーション環境「OpenModelica」の実践的活用法について解説し、Modelica 言語で可搬性の高いモデルを作成するためのコーディング規約や、OSS 機械学習プログラムとの連携によるパラメータ同定の事例を紹介しました。 また、異なるツール間のモデルの接続するための共通インターフェースFMI(Functional Mockup Interface)について解説し、モデルの接続において発生するトラブルの事例と解決へのヒントをご紹介しました。

オープンソース・ソフトウェアを利用したモデルベース開発や CAE シミュレーション活用にご興味をお持ちの方のお問い合わせを、心よりお待ち申し上げております。 (PDF:10,683kB)

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