開催趣旨
アドバンスソフト株式会社は、我が国における計算科学技術の振興を目的として、幅広い分野の最先端研究を対象とする「アドバンス・シミュレーション・セミナー 2026」を開催いたします。
第 8 回開催では、東北大学 流体科学研究所 流動創成研究部門 准教授 焼野 藍子 様 に「数学的難問から拓く次世代航空機開発」のご講演をいただきます。
本セミナーで紹介される多種多様な最先端研究をきっかけに企業の研究開発を担う技術者の方が新たな視点を持つこと、最先端研究を産業に応用する起点となること、長期的には計算科学シミュレーション分野の裾野が広がること等を期待しております。
各回の内容構成は、65分程度の先生のご講演、質疑応答等で、合計90分を予定しています。
ご興味をお持ちの方のご参加を、心よりお待ち申し上げております。
開催案内
| 日程 | 2026年12月4日(金) 14:00~15:30 (13:45 よりログイン可能) |
| 開催方法 | オンラインセミナー(Zoomにて開催) |
| 参加費 | 無料 |
| 定員 | 100 名 |
↓ 画像をクリックするとダウンロードできます (PDF: 400 kB)
プログラム
| 時間 | 内容 |
| 14:00-14:05 | アドバンスソフト株式会社のご紹介 主催者あいさつ、 ご講演内容についてのご案内(先生のご経歴・研究内容の紹介) |
| 14:05-15:10 | 招待講演 「数学的難問から拓く次世代航空機開発」 東京大学 生産技術研究所 准教授 山崎 大 様 |
| 15:10-15:25 | ご講演内容に関する質疑応答 |
| 15:25-15:30 | 今後の予定、閉会のあいさつ |
※プログラムは変更となる可能性がございます。
講演概要
「数学的難問から拓く次世代航空機開発」
東北大学 流体科学研究所 流動創成研究部門 准教授 焼野 藍子 様
ご経歴・ご研究内容
大阪大学卒業後、東京大学大学院にて修士号および博士号取得。
JAXA、JAMSTEC を経て、東北大学 流体科学研究所 准教授。
JST CREST 研究代表者として、流体力学の基礎理論から航空機実機への応用まで、計算・理論・実験の三本柱で抗力低減技術の研究に従事。壁乱流の物理とその工学応用などに関し、日本流体力学会竜門賞、文部科学大臣表彰「若手科学者賞」等を受賞。近年、分布型微細凹凸(DMR)による大幅な抗力低減効果を実験的に実証。日本流体力学会誌『ながれ』編集委員も務める。
講演概要
航空機の抗力を左右する「乱流」は、ミレニアム懸賞問題にも数えられるナビエ・ストークス方程式の解明されざる非線形性に起因する、数学的にも極めて難解な現象である。
本講演では、この数学的難問と実際のものづくりとの接点を、理論・計算・実験の三本柱から紐解く。表面に分布型微細凹凸(DMR)を施すことで乱流遷移を制御し、1m級磁気支持天秤装置(MSBS)を用いた実験で最大43.6%の抗力低減を実証した成果や、データ同化・遺伝的プログラミング(GEP)を用いたAIによる乱流モデル構築など、基礎理論が実機開発へとつながる道筋を紹介する。理論の深追いこそが産業課題を解決する鍵になるという「産業は学問の道場なり」の精神を、次世代航空機開発の最前線から体現する。
オンラインセミナー開催につきまして
場所を選ばず、オフィスやテレワーク中のご自宅からでもご視聴いただけます。
参加費は無料ですので、是非、お気軽にご参加ください。
※本セミナーは録画を行い、後日アーカイブ配信することがあります。配信される動画には、講義内容のみが含まれ、参加者の皆様のお顔や声、および質疑応答の内容は含まれません。
お問合せ先
アドバンスソフト株式会社 セミナー事務局
〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台四丁目3番地 新お茶の水ビルディング17階西
E-mail: office@advancesoft.jp
URL: https://www.advancesoft.jp/

