開催趣旨
アドバンスソフト株式会社は、我が国における計算科学技術の振興を目的として、幅広い分野の最先端研究を対象とする「アドバンス・シミュレーション・セミナー 2025」を開催いたします。
第 2 回開催では、東京理科大学 理学部 第一部 応用数学科 准教授 犬伏 正信 様 に「流体乱流における同期現象とデータ駆動型手法」のご講演をいただきます。
本セミナーで紹介される多種多様な最先端研究をきっかけに企業の研究開発を担う技術者の方が新たな視点を持つこと、最先端研究を産業に応用する起点となること、長期的には計算科学シミュレーション分野の裾野が広がること等を期待しております。
各回の内容構成は、60分程度の先生のご講演、質疑応答等で、合計90分を予定しています。
ご興味をお持ちの方のご参加を、心よりお待ち申し上げております。
開催案内
| 日程 | 2025年6月13日（金） 14:00～15:30 （13:45 よりログイン可能） |
| 開催方法 | オンラインセミナー（Zoomにて開催） |
| 参加費 | 無料 |
| 定員 | 100 名 |
↓ 画像をクリックするとダウンロードできます （PDF: 340 kB）
プログラム
| 時間 | 内容 |
| 14:00-14:05 | アドバンスソフト株式会社のご紹介 主催者あいさつ、 ご講演内容についてのご案内（先生のご経歴・研究内容の紹介） |
| 14:05-15:10 | 招待講演 「流体乱流における同期現象とデータ駆動型手法」 東京理科大学 理学部 第一部 応用数学科 准教授 犬伏 正信 様 |
| 15:10-15:25 | ご講演内容に関する質疑応答 |
| 15:25-15:30 | 今後の予定、閉会のあいさつ |
※プログラムは変更となる可能性がございます。
講演概要
「流体乱流における同期現象とデータ駆動型手法」
東京理科大学 理学部 第一部 応用数学科 准教授 犬伏 正信 様
ご経歴
2008年 東京工業大学 工学部卒、2013年 京都大学 大学院理学研究科 数学・数理解析専攻 博士課程修了（博士（理学））。NTT コミュニケーション科学基礎研究所 研究員、大阪大学 大学院基礎工学研究科 助教を経て、2021年より現職。
東京大学 生産技術研究所 リサーチフェロー、ケンブリッジ大学 応用数学理論物理学科 客員研究員（2024–25年）などを兼務。
ご研究内容
専門は、流体力学・力学系理論・データ科学。
講演概要
流体乱流の理解と予測・制御は、幅広い工学分野において重要である。近年の研究動向の一つとして、乱流中の小規模構造が大規模構造の運動に隷属する「同期現象」が注目されている（Inubushi et al., 2023）。この現象は、数値シミュレーションを用いた予測の精度向上のために観測データを活用する「データ同化」手法によって調べられており、乱流の数値シミュレーションや機械学習モデルにおいても重要な役割を果たす（Matsumoto, Inubushi, and Goto, 2024）。
本講演ではこれらの研究動向を紹介し、今後の展望について議論したい。
オンラインセミナー開催につきまして
場所を選ばず、オフィスやテレワーク中のご自宅からでもご視聴いただけます。
参加費は無料ですので、是非、お気軽にご参加ください。
お問合せ先
アドバンスソフト株式会社 セミナー事務局
〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台四丁目3番地 新お茶の水ビルディング17階西
TEL： 03-6826-3971 FAX: 03-5283-6580
E-mail： office@advancesoft.jp
URL： https://www.advancesoft.jp/