流体解析ソフトウェア Advance/FrontFlow/red の機能一覧・動作環境

機能一覧

物理モデル基本機能
定常流れ / 非定常流れ / 非圧縮性流れ / 圧縮性流れ / 低 Mach 数近似流れ / 強制対流 / 自然対流 / 非ニュートン流体 / 熱拡散(soret 効果)

固体-流体間の熱伝導
固体の物性値一定 / ユーザー定義の物性値(複数材質に対応)

乱流モデリング
DNS(乱流モデルなし) LES(標準 Smagorinsky モデル、Dynamic Smagorinsky モデル、WALE モデル) / DES(RANS は SST モデル、あるいは Spalart-Allmaras モデル) / RANS(低レイノルズ数型k-εモデル、高レイノルズ数型k-εモデル、RNG k-εモデル、Chen k-εモデル、SAモデル、SST k-ωモデル) / 渦粘性一定 / 低レイノルズ数効果を考慮した 2 層ゾーンモデル(Enhanced Wall Treatment) / 標準壁関数

輻射・放射
有限体積法 / モンテカルロ法 / ゾーン法

ガス燃焼・化学反応モデル
素反応モデル(逆反応、三体反応、圧力依存、ユーザー定義) / 渦消散モデル 総括反応モデル(スス生成を含む) / Flamelet モデル

表面反応モデル
素反応モデル / Sticking 吸着モデル / LHER 表面総括反応モデル / Bohm プラズマモデル / マルチサイト(保存・非保存則アルゴリズム) / マルチ反応メカニズム / マルチバルク成長

ガス物性値
一定値 Sutherland の式 / 簡略化モデル / Kinetic theory / 実在ガスモデル / 物性値テーブルの参照

粒子追跡機能(Eulerian-Lagrangian 2way)
固体粒子と流体(気体でも液体でも可)の二相流 / 液滴と気体の二相流 / 液滴蒸発モデル

騒音(乱流音)予測
Lighthill-Curle の式 Ffowcs Williams and Hawkings(FW-H)モデル

多孔質体モデル
ダルシー則 べき乗則

自由表面
Volume of Fluid 法(乱流モデルとの併用) 表面張力 / 壁の濡れ性 / Level set 法

圧縮性二相流機能
キャビテーション(均質流モデル) 圧縮性自由表面(Ghost Fluid 法)
メッシュ六面体(ヘキサ) / 四面体(テトラ) / 三角柱(プリズム) / 四角錐(ピラミッド) / これらメッシュの混合 / ポリヘドラルメッシュ / 不連続接合格子 / 厚みのない壁(メッシュジェネレーター限定)
メッシュ移動スライディングメッシュ機能(不連続接合格子) 移動格子 / メッシュ追加・削除
離散化有限体積法(節点中心法、セル中心法)
行列ソルバーICCG 法 BICGSTAB 法 / 複数マテリアル AMG 法(前処理)
アルゴリズムSIMPLEC 法 Rhie-Chow 補間法による圧力振動の抑制 / Muzaferija の手法による拡散項の精度向上 / 優対角化処理による流体・固体熱連成計算の安定性向上
時間積分法Euler 陽解法 / Euler 陰解法 / 2 次精度 Crank-Nicolson 法 / 2 次精度 Adams-Bashforth 法 / 3 次精度 Adams-Moulton 法 / 4 次精度 Runge-Kutta 陽解法
素反応計算
ソルバー
Operator Splitting Method(OSM) ODE ソルバー
移流項離散化
スキーム
1 次精度風上差分 2 次精度風上差分 / 2 次精度風上差分+リミタ(TVD 法) / 2 次精度中心差分 / 3 次精度風上差分+リミタ(TVD 法) / 2 次精度中心差分および 3 次精度風上と 1 次精度風上のブレンド / 非散逸スキーム
並列計算領域分割法による並列計算 並列数を変えたリスタートに対応
前処理マルチレベルグラフ理論に基づく領域分割
メッシュファイル形式一般的なファイル形式に対応(市販メッシャーとの連携についてはお気軽にご相談ください。)
可視化ツールParaView(VTK形式)推奨(市販可視化ソフトとの連携についてはお気軽にご相談ください。)
ユーザーサブルーチン初期値(流体と粒子) 境界条件 / 質量のソース項 / 運動量のソース項 / エネルギーのソース項 / 熱伝達係数 / 蒸発速度 / 気相反応 / 表面反応 / 移動格子 / 輸送係数 / 実在ガスモデルのパラメータ設定 / 輻射特性 / ポスト処理
対応 OSLinux(推奨) Windows(Windows 版の並列計算はノード内並列となります) / その他

動作環境

動作確認 OS

  • Red Hat Enterprise Linux 7.x(CentOS 7.x)
  • Red Hat Enterprise Linux 8.x(CentOS 8.x)
  • Windows 10
  • Windows server 2016

※ その他 OS についてはお問い合わせください。

CPU

  • x64
  • SX-Aurora TSUBASA 各モデル

必要メモリサイズ

  • 100万~400万節点の解析では 16 GB のメモリが必要です。

ハードディスク容量

  • 計算規模や計算結果の保管の状況によって異なりますが、250 GB 以上を推奨します。
  • インストール時には 800 MB 程度が必要です。

Fortran90/95 コンパイラ

  • インテル® oneAPI(推奨)
    [ C/C++/Fortran コンパイラ、 デバッガ 、Math Kernel Library、 MPI ライブラリ、パフォーマンス分析ツール等付属 ]
  • Windows 版 インテル Visual Fortran
  • Linux、Windows 版 GNU コンパイラ

※ スーパーコンピュータ利用時のコンパイラ環境についてはお問い合わせください。

MPIライブラリ

  • Intel MPI(Ver. 2.0 以上)
  • MPICH1(Ver. 1.2.7p1 以上)
  • MPICH2(Ver. 1.0 以上)
  • OpenMPI(Ver. 1.4 以上)
  • Microsoft MPI(MS-MPI v10.0)

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