アドバンスソフト株式会社では、2022年9月に ナノ材料解析統合GUI「Advance/NanoLabo」が Ver.2.6 へ、NN 分子動力学システム「Advance/NeuralMD」が Ver.1.7 へバージョンアップいたしました。それに加えて、GPU の計算に対応した 新製品 Advance/NeuralMD Pro をリリースいたしました。

Advance/NanoLabo Ver.2.6 では、LAMMPS のインターフェースが大幅に強化され、その他にも種々の新機能が追加されました。今までの基本的な分子動力学計算の設定だけでなく、選択した原子グループに対して外部電場、外力、速度、セル変形を付与することが可能になります。これにより、イオン伝導、接着剤剥離、結晶の機械特性などの解析を実現します。

Advance/NeuralMD Ver.1.7 では、自己学習ハイブリッドモンテカルロ法(SLHMC)での NPT アンサンブルに対応するなどの新機能が追加されました。

新製品 Advance/NeuralMD Pro は、ニューラルネットワークの学習および分子動力学計算がGPU化されています。複数の GPU を搭載したクラウド環境でのベンチマークでは、CPU の約40倍の高速化を達成いたしました。

更に、ニューラルネットワークの学習過程 および LAMMPS による分子動力学計算の両方において MPI 並列が利用可能なため Neural Network 力場で数万原子系の本格的な分子動力学シミュレーションが可能となります。また、2023年4月末までは、無償アップグレードキャンペーンを実施しております。

本セミナーでは、新機能や新製品のデモンストレーションや解析事例をご紹介いたしました。 ユーザーはもちろんのこと、第一原理計算や分子動力学計算の GUI をご検討中の方やニューラルネットワーク力場の作成でお困りの方など、材料研究分野におけるシミュレーション活動にご興味をお持ちの方のお問い合わせを、心よりお待ち申し上げております。 (PDF:7,100kB)

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