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発行年月 2018年7月24日
タイトルADI-FDTD法(交互方向陰解法型-時間領域差分法)の概要
言語日本語
著者並木 武文
著者所属アドバンスソフト株式会社 第 1 事業部
要約Maxwell 方程式を解く一手法として、FDTD 法(時間領域差分法)がよく知られている。FDTD 法は、Maxwell 方程式を時間と空間について差分法で解く手法であるが、陽解法型差分法であるため、CFL(Courant-Friedrichs-Lewy)条件の制約を受ける。このため、解析領域の最小格子間隔によって時間刻み幅の上限が決定されてしまい、解析対象に微細な格子間隔を設定する場合に計算時間が著しく増加してしまうことがある。この課題に対処する手法として、筆者が発明した CFL 条件の制約を受けない ADI-FDTD 法(交互方向陰解法型-時間領域差分法)がある。本稿では、この ADI-FDTD 法の概要について解説する。
書誌情報アドバンスシミュレーション 2018.07 Vol.26
DOI10.69290/j.000919-vol26
キーワードMaxwell 方程式、FDTD 法、時間領域、差分法、ADI-FDTD 法、交互方向陰解法
ページ数7