発行年月 | 2017年7月18日 |
タイトル | 伝達マトリクス法による周波数領域の管路系流体関連振動計算 |
言語 | 日本語 |
著者 | 秋村 友香 大須賀 直子 |
著者所属 | アドバンスソフト株式会社 第 3 事業部 |
要約 | アドバンスソフト株式会社では時間領域の 1 次元管路系流体過渡解析ソフトウェアを使ったプラント関連業務を行っているが、往復動式のポンプや圧縮機を有する管路系の流体関連振動に関する話題がしばしばあがる。時間領域の解法は圧縮性や対流項を考慮しているため解の精度は優れているが、さまざまな周波数に対する解を求めるには非効率であり、共振点では解が発散する。そのため、プラントの安全性検討を行うアプローチの 1 つとして、周波数領域の 1 次元解析ツールの開発が望まれている。本稿では、フィージビリティスタディの位置づけで、周波数領域の管路内圧力脈動に関する文献[1][2][3]をレビューした。この解析手法は、従来線形方程式に適用されていた伝達マトリクス法に対し管摩擦の非線形効果を導入して解を得る方法で、共振点近傍の振る舞いをよく再現できる点が優れている。文献を参考にプログラムを開発し、これを使って簡単な計算を行い、入力端に基本波の強制振動がある場合の単管に対する共振倍率の実測値をよく再現することができた。 |
書誌情報 | アドバンスシミュレーション 2017.7 Vol.24 |
DOI | 10.69290/j.000883-vol24 |
キーワード | 管路系、1 次元、流体振動、伝達マトリクス法、等価線形抵抗、共振振幅、往復動圧縮機 |
ページ数 | 8 |