ファイル名アクション
simlib_magazine_797.pdf
発行年月 2015年9月14日
タイトルデバイスシミュレーション
言語日本語
著者①山口 憲
著者②原田 昌紀
桑原 匠史
大倉 康幸
著者所属①アドバンスソフト株式会社 総合企画部
著者所属②アドバンスソフト株式会社 第 1 事業部
要約デバイスシミュレーション技術は半導体デバイス開発と並行して発展してきた。1960 年代に発表されたガンダイオードの発振現象解析[1]、バイポーラトランジスターの 1 次元解析[2]にその起源を見ることができる。1970 年代に入ると、Si LSI の幕開けと共に 2 次元デバイス解析技術[3] - [5]が登場、設計現場に浸透してきた。これらの文献はキャリアを連続流体とみなす『流体モデル』と呼ばれるもので、次節で詳述する Boltzamnn 方程式に基付く定式化である。一方、電場の中の電子の移動を荷電粒子の運動として表現するモンテカルロ法モデリング[6]は電子の運動を詳細に解析できることから物理研究に威力を発揮した。ただし、計算時間を長く必要とするため、実用面からは流体モデルが主流となっている。本章では、流体モデルに基礎をおくデバイスシミュレーション技術を中心に述べる。Boltzmann 方程式は輸送問題における第一原理式といえるものである。これを基礎にデバイスシミュレーションのための定式化を述べる。
書誌情報アドバンスシミュレーション 2015.9 Vol.21
DOI10.69290/j.000797-vol21
キーワードCMOS、インバータ、一括解析、過渡解析、デバイスシミュレーション、パワーデバイス、ショットキー、バイアス粗密調整、高耐圧計算
ページ数31