アドバンスシミュレーション Vol.33, 大西 陽一, 圧力ベースSIMPLE法では、運動方程式の圧力勾配の離散化を定めると、連続の式から導かれる圧力ポアソン式の離散化が一意に決まります。本稿ではこの原理を圧縮性流れに拡張し、SLAUを参考にしてマッハ数に応じた風上離散化を圧力勾配項に導入しました。これにより質量流束中の圧力拡散項の形式も一意に定まり、密度ベース解法で必要とされる調整パラメータを伴わずに低マッハ数から超音速までを統一的に扱う枠組みが得られました。衝撃波管問題、2次元円柱まわりの超音速流れ、およびキャビテーション流れへの適用を通じて、本手法が低マッハ数から超音速まで安定に解析可能であることを示しました。(PDF:1,227kB)

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