Advance/FrontNoise/Ray の概要

建築や土木分野では、有限要素法や有限差分時間領域法では取り扱いが困難な巨大な空間を解析したいニーズがあります。

当社では、幾何音響学に基づいた『音響解析ソフトウェア Advance/FrontNoise/Ray』を開発し、大規模空間などを対象とした音響シミュレーションに関するサービスを提供しています。

Advance/FrontNoise/Ray はクラウド上でご提供しており、お手持ちの PC からすぐにご利用可能です。音源の位置と大きさ等を入力として、評価する領域内のエネルギーを求めることができます。

Advance/FrontNoise/Ray の特徴

Advance/FrontNoise/Ray は幾何音響学に基づいて音線を計算します。

計算負荷は比較的小さいため、クラウド上でサービスをご提供しており、お手元の PC にインストールすることなくご利用可能です。解析対象によって Advance/FrontNoise/Ray と Advance/FrontNoise を使い分けていただくことができます。

Advance/FrontNoise/Ray と Advance/FrontNoise の違い

項目Advance/FrontNoise/RayAdvance/FrontNoise
計算手法音線法
(Sound ray tracing method)
有限要素法/有限差分時間領域法
想定される対象巨大な構造物を含む広い領域あまり大きくない機器や建物
(周波数にもよる)
解析の種類時間領域周波数領域/時間領域
メッシュ不要必要に応じて境界面(構造物)必要音が伝わる空間すべて
計算コスト低い
(最初の音線の数に依存)
高い
(節点数の多さ・周波数の高さに比例して負荷が増加する)
計算精度あまり高くない
(回折、散乱は解析不可)
高い
ご利用環境クラウドご自身の Linux やスパコン

適用分野とアプリケーション

建築分野土木分野
競技場の周囲の騒音解析、コンサートホール内の音響解析、工場や発電所からの騒音解析など工事における周囲への騒音解析など

推奨ブラウザ

  • Microsoft Edge(最新版)
  • Google Chrome(最新版)
  • Mozilla Firefox(最新版)

操作説明

Advance/FrontNoise/Ray はブラウザ上で計算の設定と計算を実行します。
解析の評価は、解析結果をダウンロードしていただき、ParaView など VTK 形式の読み込みに対応したソフトウェアで行います。

画面内容
ログイン画面ログインします。
マイページ計算した回数などを確認できます。
計算設定画面計算条件を設定します。
計算結果画面計算の状況や、計算結果のダウンロードを行います。
マニュアルオンラインマニュアル *1 を閲覧できます。

オンラインマニュアルのご紹介

*1 オンラインマニュアルは、ユーザーの方のみ閲覧可能です。

関連情報

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