アドバンスソフト株式会社では、2018年8月の初版リリース以来、Advance/NanoLabo のバージョンアップを25回行い、性能強化および品質改善に努めてまいりました。

その結果、おかげさまで国内外で数百名以上のユーザーの皆様にご利用いただける製品へと成長いたしました。
弊社製品を支えていただいているユーザーの皆様には、心より感謝申し上げます。

今回のセミナーでは、直近の1年間で Advance/NanoLabo に実装された最新機能、AI を活用した製品開発の取り組み、Sentinel ライセンスへの移行についてご紹介いたしました。

1)Advance/NanoLabo の最新機能のご紹介
  • 最新の Graph Neural Network 力場の動向と当社製品への実装
  • 最新バージョンにおける機能改善など
  • 今後の開発ロードマップ(深層学習 OF-DFT など)
2)AI を活用した製品開発
  • Chatbot による製品利用方法の解説
  • モデリング機能の Autopilot 化
3)Sentinelライセンスへの移行
  • Sentinel ライセンスへの移行手続について

近年、Microsoft社の MatterSim や Meta 社の FAIR-Chem など、最先端の Graph Neural Network(GNN)力場がオープンソースソフトウェアとして数多く公開されています。Advance/NanoLabo の最新バージョンでは、これらの GNN 力場を利用できるようになっております。本セミナーでは、各種 GNN 力場の利用方法などを解説いたしました。

AI を活用した製品開発にも積極的に取り組んでおり、Chatbot システムや Autopilot によるモデリング機能の性能改善を行っています。これらの開発状況についても、ご報告いたしました。

また、Advance/NanoLabo の最新バージョン Ver.3.1 から、ライセンス制御モジュールが FelxNet から Sentinel に変更になりました。Windows や macOS でもフローティング形式のライセンスがご利用になれるなど、ユーザーの皆さまにとってメリットが増えております。

本セミナーでは、Sentinel ライセンスへの移行手続および移行期間について、ご説明いたしました。

ユーザー様はもちろんのこと、第一原理計算や分子動力学計算をこれから試してみたい方、最新の Neural Network 力場を使ってみたい方、材料研究分野におけるシミュレーション活用にご興味をお持ちの方のお問い合わせをお待ち申し上げます。 (PDF:5,997kB)