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燃焼シミュレーションを誰でも簡単に
乱流燃焼の解析では、化学反応速度が乱流混合に⽐べて⼗分に速い(高ダムケラー数)という前提の下、乱流⽕炎を多数の⼀次元的な薄い⽕炎層の集合体として扱うことができます。この考え方(Flamelet 近似)を用いると、詳細な化学反応を直接 3 次元計算に組み込む代わりに、あらかじめ 1D ⽕炎計算から得られた Flamelet ライブラリを参照することで、燃焼シミュレーションの計算量を⼤幅に削減できます。
V1.3 追加機能 - Flamelet 設定補助機能
Advance/FrontFlow/red GUI v1.3では、Flamelet モデルによる解析に必要な以下の処理を⾃動化しました。
- 1D 反応流れによる層流⽕炎計算
オープンソースの汎用反応・熱⼒学・輸送現象ライブラリ、Cantera(BSD 3-Clause License)を使用 - Flamelet データ参照テーブルの作成
1D 計算結果を基に、混合分率ごとの温度・密度・化学種組成等の状態量のテーブルを作成 - 参照テーブルの多項式フィッティング
Advance/FrontFlow/red では、状態量を混合分率に対する最⼤ 21 次の多項式として表現します。そのため、テーブルデータに多項式フィッティングを⾏い、係数を算出します。