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simlib_magazine_499.pdf
発行年月 2011年10月4日
タイトル構造解析ソフトウェアAdvance/FrontSTRの直接法ソルバの並列性能
言語日本語
著者大家 史
松原 聖
著者所属アドバンスソフト株式会社 技術第 5 部
要約従来の構造解析は、あらかじめ設計上でクリティカルになる部位を設計者が想定し、その部位に対する解析を行うことが一般的であった。近年の計算機能力の飛躍的向上を背景に、産業界では製品に対する品質向上への要求から、製品全体に対する大規模構造解析シミュレーションへのニーズが高まっている。構造解析における大規模計算の行列解法は、ほとんどの場合に反復法が利用されている。しかし、接触解析やシェル要素等を利用した解析においては、反復法を適用した場合には収束性に問題があり、直接法の適用が必要なケースがある。このように、特定の問題領域において、直接法を利用した大規模解析への要請は高い。以上の背景から、百万自由度を超える構造解析の行列解法に直接法を適用することを目的として、構造解析ソフトウェア Advance/FrontSTR の直接法を整備した。ここでは、直接法の並列機能を整備し、その性能(処理速度と使用記憶容量)を計測した。なお、本稿で報告する直接法を適用したモデルの最大規模は約 240 万自由度であり、16CPU を利用して数分の処理時間であった。
書誌情報アドバンスシミュレーション 2011.10 Vol.9
DOI10.69290/j.000499-vol9
キーワード音響解析、並列計算機、並列化、大規模計算
ページ数6