発行年月 | 2025年7月3日 |
タイトル | 欧米における量子コンピューティング・プロジェクト |
言語 | 日本語 |
著者① | 松原 聖 |
著者② | 高橋 邦生 富塚 孝之 |
著者所属① | アドバンスソフト株式会社 代表取締役社長 |
著者所属② | アドバンスソフト株式会社 熱流動エンジニアリングセンター |
要約 | 量子コンピューティングは、国家規模の研究戦略の中核として、欧州と米国の両地域で急速に整備が進められている。欧州では、欧州 HPC 事業共同体のもとで量子コンピュータと HPC との統合的運用が進められ、多様なアーキテクチャの量子システムが各国に分散導入されようとしている。一方、米国はNational Quantum Initiative 法に基づき、エネルギー省を中心に理論・ハードウェア・アルゴリズム・量子制御の各分野を網羅した研究支援体制を構築しており、量子 AI や次世代シミュレーション、標準化にも注力している。両地域は異なる制度的背景を持ちながらも、量子技術と HPC・AI との融合を通じた計算基盤の再構築を目指しており、本稿ではその構造と戦略の比較を通じて、今後の国際連携や産業応用への情報を提供する。 |
書誌情報 | アドバンスシミュレーション 2025.7 Vol.32 |
DOI | 10.69290/j.001187-vol32 |
キーワード | 量子コンピューティング、HPC、DOE、NSF、EuroHPC JU、公的資金 |
ページ数 | 12 |