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simlib_magazine_1186.pdf
発行年月 2025年7月3日
タイトル品質工学とセットベース設計を融合した品質工学ツール Advance/JIANTの機能と実践
言語日本語
著者松澤 邦裕
青山 甫
小池 晋太朗
山下 貴志
山田 悠
著者所属アドバンスソフト株式会社 第 5 事業部
要約本稿は、設計開発の効率とロバスト性を高める独創的なアプローチとして、品質工学の手法とセットベース設計の概念を統合した品質工学ツール「Advance/JIANT」を紹介するものである。このツールは、CAE(Computer-Aided Engineering)シミュレーションの自動実行機能と、機械学習技術を活用した設計パラメータの最適範囲提案機能を組み合わせることで、多岐にわたる設計要求を同時に満たす解を効率的に探索することを可能にする。本稿では、JIANT の持つ主要な機能、特にワークフローの自動化やサロゲートモデルを利用した設計空間の絞り込みプロセスについて解説する。さらに、自動車のエンジン設計、ロケットの着陸安定性評価、電子回路設計といった複数の実証事例を通して、本ツールが設計のフロントローディングを促進し、開発期間の短縮と製品品質の向上に貢献することを示す。最後に、本技術の今後の展望についても述べる。
書誌情報アドバンスシミュレーション 2025.7 Vol.32
DOI10.69290/j.001186-vol32
キーワードロバスト設計、セットベース設計、品質工学、タグチメソッド、実験計画法、直行表、要因効果図、連成解析、コンカレントエンジニアリング
ページ数11