発行年月 | 2014年10月31日 |
タイトル | 構造解析ソフトウェア Advance/FrontSTR |
言語 | 日本語 |
著者① | 大家 史 |
著者② | 松原 聖 |
著者所属① | アドバンスソフト株式会社 第 1 事業部 |
著者所属② | アドバンスソフト株式会社 代表取締役社長 |
要約 | 設計の現場では時間的・計算リソース的理由から計算機によりシミュレーションを行う場合、何らかのモデル化を行うことが多い。例えば、骨組構造解析においては梁要素でのモデル化を行い、樹脂解析においては、その物性をマクロモデルに置き換える。一方で設計精度を向上させるために、より詳細なシミュレーションを行える大規模解析に対するニーズが高まっている。大規模解析はモデル化および結果検討における省力化という点でも着目されている。この例としては、隅肉溶接個所がシンプルなモデル化では応力集中個所になってしまい別途検討が必要になるが、溶接個所もモデル化することでその手間を省くことができる。このようなニーズの高まり、近年の計算機能力の飛躍的向上を背景に、文部科学省の次世代 IT 基盤構築のための研究開発「イノベーション基盤シミュレーションソフトウェアの研究開発」プロジェクトで大規模解析を主眼に FrontISTR が開発された。Advance/FrontSTR はさらにこれを発展させ、ユーザーのニーズを満たすため機能追加を行っている。本稿では構造解析ソフトウェア Advance/FrontSTR[1][2][3]の概要を紹介するともに、原子炉建屋等の耐震安全評価を想定し、地震力を受ける RC 構造物を例に具体的な利用法ついて述べる。 |
書誌情報 | アドバンスシミュレーション 2014.10 Vol.19 |
DOI | 10.69290/j.000695-vol19 |
キーワード | 構造解析、大規模解析、並列計算、RC 構造物、地震動、弾塑性解析 |
ページ数 | 14 |