ファイル名アクション
simlib_magazine_509.pdf
発行年月 2011年12月13日
タイトル被ばく線量評価の実際(簡易計算からSPEEDIまで)
言語日本語
著者吉岡 逸夫
著者所属アドバンスソフト株式会社 技術第 4 部
要約原子力の安全性の問題は、つきつめるところ放射線(およびそれに起因する被ばく)に対する安全性の問題と言える。歴史を遡ると、原子力発電所が実現する以前、わが国は広島・長崎への原爆投下、第五福竜丸の事件を経験し、最近では 1999 年の JCO 臨界事故、今年 3 月の福島第一原子力発電所の事故を経験した。いずれの場合にもあてはまるが、放射線の脅威となる理由はそれが目に見えないこと、放射性核種によっては影響が長く継続することである。本稿では、放射線による被ばくに焦点をあて、わが国における原子力安全に関する取組みを紹介するとともに、被ばく線量の予測法について、簡易的な方法から、最近マスコミに頻繁に登場する緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI:System for Prediction of Environmental Emergency Dose Information)を含む、数種類の計算コードについて概説する。
書誌情報アドバンスシミュレーション 2011.12 Vol.10
DOI10.69290/j.000509-vol10
キーワード安全審査指針、ALARA、オフサイトセンター、EPZ、ガウスプルームモデル、ARAC、SPEEDI、放射性希ガス、放射性ヨウ素、パスキル・ギフォード法、外部被ばく、実効線量、甲状腺、AIRGAMMA、EEDCDQ、MACCS2、OSCAAR、EXPRESS、カーネル濃度計算法(KDE)、GPV、AMeDAS、ERSS
ページ数14