| 発行年月 | 2013年1月18日 |
| タイトル | 巨大地震による地殻変動の解析 |
| 言語 | 日本語 |
| 著者① | 菊池 愛子 戸田 則雄 |
| 著者② | 井田 喜明 |
| 著者所属① | アドバンスソフト株式会社 第 1 事業部 |
| 著者所属② | アドバンスソフト株式会社 研究開発センター 東京大学 名誉教授 兵庫県立大学 名誉教授 |
| 要約 | 2011 年 3 月 11 日の東北地方太平洋沖地震発生(M9.0)では自然の脅威を思い知らされた。地震は地球表面上のプレート運動に伴って発生するものであるが、東北地方太平洋沖地震では陸側プレートに固着していた海洋側プレートの一部がはずれて断層を生じ、その面を境に激しくすべって強い地震の揺れをもたらした。断層運動の影響により地表の変形および地中応力の変化がもたらされる。東北地方太平洋沖地震が発生直後に海底にある地表面の隆起により巨大な津波が発生し、東北やその周辺の火山で火山性地震の活動も活発化した。また地中に発生した応力は時間とともに拡散し伝搬する。時間がたてば断層近傍の最大応力は低減するが、断層周辺部ではむしろ応力が増加することもある。今後の影響評価のために、地中応力などの解析が有効な手段となると考えられる。当社では断層運動により発生する地殻変動および経年変化が地盤に与える影響を解析するプログラムを開発[1]しており、実地震の解析に適用した実績もあるので、ここに報告する。 |
| 書誌情報 | アドバンスシミュレーション 2013.1 Vol.14 |
| DOI | 10.69290/j.000566-vol14 |
| キーワード | 巨大地震、地殻変動 |
| ページ数 | 12 |
