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2005年10月号

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┃★月刊Advance News  2005年 10月号
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 ■目次
 ▽今月のTOPICS
   ▲Advance/PHASE新機能について
 ▽販売開始のご案内
   ▲CD-ROM版計算事例集
 ▽書籍案内
   ▲フラグメント分子軌道法入門
 
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│1. 今月のTOPICS
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 アドバンスソフト株式会社は、文部科学省ITプログラム「戦略的基盤ソフト
ウェアの開発」プロジェクトに携わっている民間企業です。バイオ・ナノ
シミュレーション、熱・流体解析、構造解析、統合プラットフォーム等の
次世代シミュレーションソフトウェアの開発を東京大学生産技術研究所計算
科学技術連携研究センターから受託し行なっています。

 さて、今月のTOPICSでは当社がご提供する「Advance/PHASE」の追加機能
として開発を進めております「DFT+U法」についてご紹介いたします。

 PHASEは、ナノ材料の物性を予測する第一原理計算ソフトウェアで、
密度汎関数(DFT)と擬ポテンシャル、また、基底関数として平面波を採用
することによって、高精度の計算を実現しています。
さらに、煩雑な入力原子座標データを、使い易い操作で作成できる統合GUI
(プラットフォーム)Chase-3PTの開発も進めております。

 PHASEは、弾性定数、仕事関数、電子系及び、格子系誘電率、ピエゾ係数
など、多くの材料特性を高精度で予測できることを実証して参りましたが、
バンド・ギャップだけは例外で、実測値よりかなり小さな値を与えます。
とくに、3d電子のような局在した軌道を持つ元素や、その化合物では、
絶縁体や、半導体であるべき物質のギャップが消失し、金属になってしまい
ます。
 今回、DFTに由来するこのような欠点を補う簡便な方法であるDFT+U法を
開発いたしました。

DFT+U法により、多くの遷移金属酸化物のギャップの問題が解決されるだけ
でなく、4f 電子系についてもギャップが改善される場合があります。
例えば、高誘電率材料の一つである酸化セリウムにおいて、セリウムが3価と
なるCe2O3では4fバンドを電子が部分的に占有して金属になりますが、
DFT+Uでは絶縁体が再現されることがわかります。

DFT+U法は、文部科学省ITプログラム「戦略的基盤ソフトウェアの開発」(FSIS)
プロジェクトの一環として開発され、当社が現在販売しておりますAdvance/PHASE
の追加機能として、来年3月にサポートご提供していく予定です。

 ▲次回は、「Advance/ProteinDF」をご紹介させていただく予定です。

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│2. 販売開始のご案内
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1. 計算事例集販売開始のご案内
 「戦略的基盤ソフトウェアの開発」プロジェクトのソフトウェアによる計算事例集
の4編の内2編がCD-ROMになり近々弊社ホームページより販売を開始します。
価格などは次の通りとなっておりますので、どうぞご利用ください。

 1)タイトル:「ProteinDFによるタンパク質量子化学計算事例集」
  定価 ¥2,100(本体価格¥2,000+税¥100) (ISBN 4-9902143-4-X)

 2)タイトル:「第一原理シミュレータ PHASE 計算事例集」
  定価 ¥1,050(本体価格¥1,000+税¥50) (ISBN 4-9902143-5-8)

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│3. 書籍のご案内
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 文部科学省ITプログラム「戦略的基盤ソフトウェアの開発」プロジェクトの
ソフトウェア活用に役立つ書籍をご案内します。

タイトル:第一原理シミュレータ入門 ―PHASE & CIAO―
     (ISBN 4-9902143-2-3)

概要:「本書は、第一原理計算シミュレータ「PHASE」及び擬ポテンシャル
作成シミュレータ「CIAO」の解説書です。これらの理論的な背景を概説した
後、計算環境の設定、具体的な例題の計算について説明します。 「PHASE」
及び「CIAO」は、産業応用上で重要な課題への適用を念頭において開発され
ており、半導体、絶縁体、金属、磁性金属など、多様な物質の示す多様な現
象の第一原理解析が可能です。。。」

詳細はこちら↓
 http://www.advancesoft.jp/service/public/book3.html

ご購入に関してはこちら↓
 http://www.advancesoft.jp/service/public/index.cgi

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│4. 編集後記
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 9月26日(月)~9月28日(水)まで、御殿山ヒルズラフォーレ東京にて
開催された国立情報学研究所様主催の-計算科学技術シンポジウム- 
「次世代スーパーコンピュータとシミュレーションの革新」に参加させて
いただきました。

シンポジウムは、連日、ほぼ満席で、非常に盛況でした。スーパー
コンピュータの発展の歴史やその背景にある国際的な技術力競争また、
国内における最新ソフトウェア、ハードウェア開発に関わる人々の苦労や
戦略の一端を知ることができ、とても有意義なシンポジウムだと感じました。
一参加者として、この分野の更なる発展に期待をしつつ、運営に携わった
多くの方々に、この場をお借りして感謝申し上げたいと思います。

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│5. アドバンスソフト株式会社についてhttp://www.advancesoft.jp/
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 アドバンスソフト株式会社は、文部科学省のITプログラム「戦略的基盤
ソフトウェアの開発」プロジェクトを推進するベンチャー企業として設立されました。
バイオ・ナノシミュレーション、熱・流体解析、構造解析、統合プラット
フォーム等、次世代シミュレーションソフトウェアの開発を東京大学生産
技術研究所計算科学技術連携研究センターと共に行なっております。
詳しい情報につきましては、ホームページをご覧ください。

 Advance/ProteinDF、Advance/BioStation、Advance/pSAN、
Advance/FrontFlow/red、Advance/FrontFlow/blue、Advance/PHASEは
東京大学生産技術研究所計算科学技術連携研究センターが実施した
文部科学省ITプログラム「戦略的基盤ソフトウェアの開発」プロジェクトの
成果(ソフトウェア)をアドバンスソフト株式会社が独自に改良したものです。
アドバンスソフト株式会社は「戦略的基盤ソフトウェアの開発」 プロジェクト
に参加しソフトウェアの開発を行いました。
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発行:アドバンスソフト株式会社   http://www.advancesoft.jp/
〒107-0052 東京都港区赤坂一丁目9番20号 第16興和ビル南館
TEL:03-5570-1680(代表) FAX:03-5570-1684
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